漢方体験

９２歳　女性

祖母の認知症の相談をさせていただきました。
もともと温和で優しい祖母でしたが、最近はふさぎこむようになり、孫の私の顔を見てもあまり表情を変えてくれず、どうやら人物認識に問題があるタイプの認知症であるという診断をくだされ、悲しい気持ちになりましたが、漢方薬で良くなった方がおられるということで以前より文章を拝見しておりました杉山先生にお話を聞いていただきました。

漢方薬では老化を腎、という部位で捉えるというご説明をわかりやすくいただきましたが、祖母に飲める形での服用についても大変お気遣いを頂き、おかげさまで毎日服用が自分でできております。
まず変化に気づきましたのが祖母に表情が戻ってきました。
楽しいことに対して、例えばテレビなどを見ていても今まではボォーとしているだけだったのが声を上げて笑ったり、「この芸人さんおもろいね」などと言うようになり、ここがまず驚きでした。
その後、少しずつではありますが体を起こしたり、「◯◯が食べたいねえ」などと言うようになったり、漢方を飲む前の祖母からは考えられないことです。
そしてつい先週のことですが、私をじっと見つめて祖母が「あれ、けんちゃんそんなに髭伸びてたかね」と言いました。
驚きも去ることながら、嬉しさが押し寄せてきて少々涙ぐんでしまいました。
もちろんまだまだ昔の祖母に戻ったわけではありませんが、漢方を飲んでからイキイキとした祖母の姿が戻ってきていることを実感できていることに感謝しています。

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